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鳥瞰図って必要?そもそも鳥瞰図って何!?


 

サークルアイランド3dヴィジュアル


 

鳥瞰図って必要?そもそも鳥瞰図って何!?


鳥瞰図(ちょうかんず)は、平面図や部分的なデザインでは伝わりにくい建物や空間の「全体像」を上から俯瞰して可視化する図面です。


図面で全体を理解するのって読み込みが必要だったり理解するための知識がなくてクライアントやお客様に伝わらない事ってありますよね。


しかも伝わらないまま進めて行ったりすると、誤解やコミュニケーションのズレや各ステークホルダーが異なる解釈をしてしまい、誤った方向性で進んでしまう。



結果的に手戻りや再提案が発生し、時間とコストが無駄になるなんてことも。。



また図面を理解できる方は良いとしても、規模感や関係性が伝わらないなんてことも。。


 


鳥瞰図を必要とする業種や仕事では、主に全体像が見えにくいことや情報の伝達が難しいといった課題が発生しやすく、それによって以下のような「困りごと」が生じます。



都市の鳥瞰図

建築プロジェクトや都市計画では、平面図や立面図だけでは、建物同士や空間のつながり、周辺環境との関係がわかりにくくなります。

→ クライアントや関係者が完成イメージを正しく理解できない。


プロジェクト全体計画

施設のリニューアルでも、空間が複数に分かれている場合、全体のバランスが把握しづらい。


→ 部分的な変更が全体にどう影響するかイメージが持てない。


「大型ショッピングモールのデザインを提案したが、各エリアがどうつながっているのか伝わらず、動線の重要性が理解されなかった。」


 

利用エリアと管理エリア

情報の共有・説明が難しい

複数の部署やステークホルダーが関わるプロジェクトでは、情報の伝達がスムーズにいかないことがあります。


「物流センターのレイアウト案を共有した際、管理側と現場側で設備の配置理解にズレが生じ、修正が発生した。」


3dフロア鳥瞰イメージ

鳥瞰図は、こうした「全体像が見えない」「情報が伝わらない」「動線や配置の不具合」といった課題を解決するために必要とされます。


特に複数の空間やエリアが関わるプロジェクトでは、鳥瞰図があることで認識のズレを防ぎ、スムーズにプロジェクトを進行するための共通認識を生み出す役割を果たします。


コストは高くなりますが、結果的には修正の手間や後戻りを減らし、プロジェクト全体の効率化やクオリティ向上につながる投資だといえるでしょう。



 

オフィス鳥瞰

鳥瞰図のメリットと役割

こうした問題を解決するために、鳥瞰図は次のようなメリットと役割を果たします:

  1. プロジェクト全体の可視化

    • 上からの視点で全体を俯瞰できるため、空間同士のつながりやスケール感を直感的に理解できます。

    • 大規模な計画でも構成や動線を一目で把握可能です。


  2. 共通認識の形成

    • クライアント、設計者、施工者など、複数のステークホルダー間で認識を統一しやすくなります。

    • 誤解や認識ズレを減らし、スムーズなコミュニケーションを実現します。


  3. 設計ミスの事前防止

    • 完成後に発生しやすい動線の不便さや空間の無駄を、初期段階で確認・調整できます。

    • 手戻りのリスクを減らし、効率的にプロジェクトを進められます。


  4. 説得力と信頼感の向上

    • 提案内容を視覚的に伝えることで、クライアントへの説得力が高まり、信頼感が生まれます。

    • プロジェクトの成功イメージを共有しやすくなります。



 

鳥瞰図は、全体像を把握しやすくすることで認識のズレや手戻りを防ぎ、プロジェクトの円滑な進行を支える重要な役割を果たします。


設計段階で鳥瞰図を活用することで、完成後の問題を未然に防ぎ、効率的なプロジェクト推進が可能になります。


大規模な建築から小規模な空間デザインまでプロジェクトの提案には欠かせないツールとして、ぜひ積極的に取り入れてみるのはいかがでしょうか。

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