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最近気になる海外の建築系AI


 


海外の建築系AIブログ


どうもこんにちは。アーキテクチュラルソリューションズです。


最近、初期案でAIを利用した案出しをしている方を見かけたり部分的に使用されている方を見かけたりと少しずつですが私たちの日常にAIが馴染み始めたのかなと感じています。


そんなAIですがとても様々なモノがリリースされ続けています。

私が一番最初に触ったのは画像生成で有名な「Midjourney」でした。

その後、chatGPTにメールや文章をブラシュアップしてもらったりと徐々にAIの種類も増えておりとても助かります。


最近では

python scriptを作ってモデリングで利用したりと触って覚えることが多々ありますよね。


そんなAI事情ですが、最近海外の建築系AIで気になっているモノを、ご紹介しようかと思います。もう既にお使いになられてる方もいらっしゃるかと思いますが、まずそのAIが何ができるのか知らないと操作等のアプローチも想像もできないので整理がてらお話をしたいと思います。



 

最近気になる海外の建築系AI




海外の規制等を反映したAIを利用したリアルタイムで建築をその場で作ってくれるサービスになります。設計条件を入力し大きさ等を調整することで自動的に建築設計してくれます。


実はこれ、プロトタイプの住宅設計しているモノを八年前くらいにも見たことがあるのですが、当時こんな感じのモノがつくれるのではないだろうかと調べていた時に初めて見たので衝撃的でした。(あ、やっぱり作ってる人いたかと感じたのを覚えています。(笑))


企業の説明によると、ユーザーは入力された設計条件に最も適したソリューションをリアルタイムで受け取ることができ、建築家も不動産デベロッパーも設計の定量的側面を完全にコントロールし、意思決定に集中することができるそうです。また、BIMや3Dに直結していくことができるのでそのままヴィジュアルを表示させたり打合せにも使えそうで良さそうでした。調べたときには日本の規制には対応していなかったので日本ではまだ機会はなさそうですが海外プロジェクト等であれば良さそうかと思いました。


気になる点は、AI特有の欲しい答えが出てくるまでの微調整に慣れが必要そうなところです。parametricsimやパラメーターを扱うgrasshopper等も同様に各要素の数値を調整によって形状を2次元・3次元的に操作するので近いモノに感じます。


建築の業務の時間短縮になれば良いなと思いますが、AIにできない領域を意識しながら自己の技術向上を切磋琢磨したいなと思いました。(笑)



 





通常ビジュアライザーと言われるパース等を制作する人は、モデリングという作業の中で3Dの形状をまず組み立てていきます。

その後、レンダリングという作業の中で各パーツにマテリアルというガラスや木そしてメタルといった材質感を適合させ、日照や周辺を調整したりしていきますが、こちらはモデリングのデータのみでマテリアルや周辺のイメージを視覚化してくれるサービスです。

Verasを使用することで、テキストプロンプトを使用してデザインのフォトリアリスティックなレンダリングを作成することができ、建築ビジュアライゼーションにおけるAIのパワーを前面に押し出すことができます。



要するに今までのヴィジュアライズの内容をより早く多く制作する事が出来るところにあるようです。


また従来の方法よりもはるかに速く見事なレンダリングを生成するため、建築家やデザイナーは、より複雑なデザインの側面に時間を割くことができ、バリエーションを素早く検討できるため、コストや時間に縛られることなく、十分な情報に基づいた設計上の意思決定を行うことができるといわれています。


AIを調べたり使ったりして思うのですが、熟達した技術や不快知識をもつプロフェッショナルな方でなくても、AIがその辺りを補うことによってビジュアル的には美しい整ったものがつくりやすくなったかなと感じます。


しかしながら、詳細を詰めていくときや整合性等業務の積み重ねによって得られる先を読みとって危険を避けるような能力が抜け落ちたりと使い方にも注意が必要かと思います。(BIM等出てきた時も同様な感想でしたのでようは慣れという話かもしれません。)



ちなみにこちらのサービスは下記モデリングソフトにて利用可能ようです。


SketchUp

(Windows & Mac) supported versions: 2021, 2022, 2023, 2024, 2025

Autodesk Revit 

supported versions: 2019, 2020, 2021, 2022, 2023, 2024 and 2025

Rhinoceros

supported versions: 7 and 8

Autodesk Forma

supported versions: Web

Archicad(Windows & Mac) supported versions: 28

Vectorworks(Windows & Mac) supported versions: 2024, 2025




 




3.Adobe Firefly



こちらはAdobeの画像生成サービスになります。最近動画も生成できるようになったようで幅広く利用できます。


プロンプトと呼ばれる文章や言葉のテキスト入力で画像を制作できます。Midjourneyと似たような機能かと思いますがphotoshopに直結したりとAdobeならではになっているのかなと思います。コンプリートプランに入っている方は1カ月1000クレジットもらえるのでそれが尽きるまでは利用できたりします。



試しにスケッチ調でアイリッシュバーと入力するとこんな感じの成果物が得られました。



生成AIによるアイリッシュバー

画像生成から画像生成塗りつぶしでは画像にオブジェクトを追加したりもできるので椅子や花瓶といったものを元のイメージにも追加・削除が可能です。


また有料のサブスクリプションになりますが動画や音声ファイルを翻訳してくれたりと今後も新しい技術が出てきそうです。


生成AIによるスタジアムデザイン

この他10秒くらいでこんな感じのイメージを作ってくれます。スタジアムの中に人が入場していく。現代的なイメージでドローイング表現で作成。といった感じで何パターンか制作してくれます。ただ既に頭の中に描いてある欲しいイメージがある場合は、それが出てくるまで引き続けなければならないくじ引き感が若干あります。



生成AIによる店舗


こちらは天井に蛍光灯をちりばめた近未来的なデザインのアパレル店舗。といった感じで入力してもこんな感じで出てくるので、改めて「言葉の定義」の振れ幅はいかに複合的な意味を持つのかAIに気が付かされているように思いました。(笑)



欲しい方向性があったらそれを分解して言葉にしていく必要があるかなと思います。逆にAIは数値を使ったハッキリしているもの等は欲しい成果を比較的出してくれるイメージですが油断すると抜けてる部分もあるので道具と同じく使う側の技術や知識はやはり大事だと感じました。



 


さいごに

今回は建築系AIということで3つ海外で気になるモノをご紹介させていただきました。Adobeのものは利用されている方も結構いらっしゃるのかと思いますが今後さらに発展していきそうですね。仕事を取られることを恐れるのではなく、どのように使えば新しいコト・世に役に立てれるかを考えることが重要かと思いますのでこれからも精進したいと思います。

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