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AI x 3D x 建築士による「こんなはずじゃなかった」を防ぐために──

  • アーキテクチュラルソリューソンズ
  • 5月14日
  • 読了時間: 3分

更新日:18 時間前




AIスケッチが切り拓く、イメージ共有と提案の新しいかたち


「イメージと違う…」「もっと最初にわかっていれば…」「完成してから言われても…」

空間づくりに関わる者にとって、クライアントとのイメージのすれ違いほど、恐ろしく悲しいことはありません。


一度ズレたイメージは、取り返しがつかないことすらあります。


もちろん、最終的には3Dパースや詳細図を用いて提案を行います。


しかしそれらの制作には時間もコストもかかり、何案も簡単に出せるものではありません。


それゆえ、「パースは最終でしっかり出したい」というのが現場の本音です。


では、早い段階でイメージを共有するにはどうすればよいのか?


今回お話したいのが「AIスケッチ」や「ドローイング」というプレゼンテーションのあり方です。


AIスケッチによる建築の初期イメージ提案とプレゼンテーションの流れについて



AI提案による高級ホテル

建築や空間デザインの初期提案において、プレゼンテーションサポートでご提案しているのが「AI」を活用した案出しの手法です。まだ計画が抽象的な段階においても、ある程度のボリューム感や雰囲気を視覚的に共有できるため、クライアントとの認識のすれ違いを最小限に抑えることができます。




1. 事前にイメージの大きさ・方向性を把握する


ヒアリング用サンプルモデル


まず、計画する空間の用途や規模、おおよその要望をもとに、ざっくりとしたボリューム感をヒアリングさせて頂きます。この段階ではディティールや構造までは詰めず既存を確認させて頂きます。またご要望や「こういった空気感」「このくらいのスケール感」といった方向性を建築士と一緒にお打合せするのが主となります。


2. AI x 3D x 建築士によるAIスケッチによる案出し



AI提案による白と木を基調した空間の高級ホテル

AIを用いて初期のスケッチドローイングを作成します。ここではまだマテリアル(仕上げや素材感)は確定していません。むしろ、視覚的な印象からクライアントの好みや潜在的なイメージを掴むための“触媒”としての役割が強い段階です。


このスケッチは「たたき台」であり、確定ではないことをきちんと説明させて頂き、確認(confirmation)を重ねながら進めます。このプロセスこそ、すれ違いを防ぎ、「納得」へとつなげるための大切な工程です。


3. 方向性が定まったら図面・3Dモデルへ



AI提案によるイタリアンモダンな高級ホテル

AIスケッチをもとに意向を整理し、具体的な図面や3Dモデルへと落とし込んでいきます。この段階で初めて、空間としての寸法・構成・構造的要素が明確になってきます。



4. マテリアルの選定と最終確認


3Dモデルの制作時点で、マテリアル(木質、金属、ガラス、塗装色など)を決定し、レンダリングによって視覚化します。

またこの時点に入る前までに詳細のデザインを詰めていきそれを正確に3Dで表現し、内容を確認していきます。


詳細デザインを設計した後の3D

最終的には、サンプルや参考写真をもとに、クライアントの方と共に確認を重ねて仕上げを確定させます。

AI x 3D x 建築士による業務効率化でクライアントの方やその他関わる方々の時間を有効に活用できるよう合理的なプレゼンテーションが可能となります。

そのようなサポートを心掛けております。最後までお読みいただきありがとうございました。





 
 

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