AIはまだパートナーではない。
- アーキテクチュラルソリューソンズ
- 9月14日
- 読了時間: 4分
こんにちは。
本日は様々なAIを仕事でも使うようになってきたのでそれを踏まえてブログを書いていこうと思います。
AIはまだパートナーではない。
私は現在建築士事務所をしてご依頼やご相談をお受けしておりますが、まれにAIを使ってパパっとデザインできないかといったご相談もお受けします。
結論からいうと、求めているモノと精度とそれを使って何をしたいかによるのではないかと思います。

たとえば投資用のイメージ図が欲しいやプロジェクトがまだ未確定ではあるがクライアント募集に絵が欲しいとった内容であれば、AIでも良いかも知れません。
ただそういう場合はAIだとAI感があるからリアリティがないと感じられて私にご相談に来られているようにも感じます。
とすれば、AIを使う人間がやはりその分野に通じていなければ違和感あるデザインに現時点ではなってしまうのだという事なのではないかと思います。

勿論どのようにAI技術を使うかによってデザイナーをとりあえず保留にしてプロジェクトを進める事もできるかと思いますが、そうなるとプロジェクトのマネージメントが出来る方がいる場合に限る気もします。
どのようにプロジェクトやクライアントの方をリードしていくか。
まず条件や状況を整理する必要が出てくるかと思います。
覚えろげな計画マップはあるにせよ、要望の整理や条件整理が出来てないことが多いかと思いますので何が絶対に必要でいつまでにどのようなターゲットを持っているのか等を整理されるとプロジェクトへの要求が明確になっていくと思います。
デザイナーやプロジェクトマネージャーがいない場合で、その役割をAIに担ってもらえるかと言ったら現時点ではNOだと思います。
じゃあデザイナーにAIを使って労力削減してコストを抑えて発注できるかと言ったら
それはYESでもありNOでもあると思うのです。
やはりどこまでの精確性を持ちたいのか、要望はどうなのかといったプロジェクトの情報の整理というのは重要であり時間のかかる作業になってくると思います。その辺りを適当にしていると大体将来的に空中分解していくような気がします。
ではどうやってAIを使うのか?
昨今物凄い勢いで様々なAIアプリが誕生しているかと思います。
間違いなくそれを使えば便利になることもあると思いますが、慣れていない道具で仕事をする場合はやはりなれる必要が先に来るのです。
故に、いきなりAIを使って時間短縮でコストも削減で良いコト尽くしといった感じにはなかなかならないと思います。まさにいまAIの過渡期で可能性を探りながら技術革新が起きている時だと思うのでAIを使う場合は実験的に試作品を作りながら検討したり、間違いを前提に計画しながら客観的に利用するのが良いと思っています。

イメージを制作してくれるのはまさに魔法のようにも感じますが、それがビジネスにおいて耐えうるイメージになっているかはまた別問題なのです。整合性や精確性はたまたそのデザインが本当に良いかの検討は利用した人に全て跳ね返ってきます。それ故、その精査ができる人間でないと上手に効率よくAIを使うことは現時点では難しいようにも感じます。
人間の判断力と補完力が鍵
つくりたいモノや空間、そしてイメージといったものは誰かが使ったり誰かに伝えたりするものであるため、何をしたいのか・何を見せたいのか・何を伝えたいのかといったヒアリングやプロジェクトの導きができる相手に相談をしながら着実に進めるのがやはり最も早い手法だと思います。
今後そういったヒアリングや推測力や提案力と補完力が兼ねそろえたAIの登場も直ぐかとは思いますが今一度利用する私たちがそれに見合った状況にいるのかといった整理や状況の確認も必要なのではないでしょうか。
ブログの強調ポイントの整理(chatgptによって整理させています。)
現状のAIの役割:ラフスケッチやイメージ生成には便利だが、精度や整合性には限界がある。
プロジェクト管理や提案力は人間が主導する必要がある。
AIは補助ツールとして使うのが現実的で、いきなり万能とは考えない。
AI活用には事前整理・試作・検証が不可欠。

