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店舗内装デザインにおける3Dパースの利用法:成功の鍵を握る5つのポイント

  • アーキテクチュラルソリューソンズ
  • 2024年2月12日
  • 読了時間: 9分

更新日:11月28日





店舗デザインのポイント


店舗内装デザインにおいて、図面をみながら仕様のサンプル部材を見ながら上から見た図面を見て空間をイメージ・想像してお打合せをされるかと思います。


思った以上に空間のイメージがしにくい場合は3Dパースは非常に有用なツールとなっています。


またポイントを踏まえた店舗内装デザインは、お客様に快適なショッピングや食の体験を提供し、ブランドの魅力を最大限に引き出すことができるかと思います。



魅力を最大限に生むために、打合せにおいても3Dパースを活用し、


店舗やオフィスの空間理解を打ち合わせの段階から深めるとより合理的に結果を検討したお打合せが進むかもしれません。



図面や言葉だけではなく、3Dやイメージを活用することで、


プロジェクトの成功への道筋を描くために、以下の5つのポイントに留意することが


重要です。





雰囲気の良い美容室の内装デザイン



店舗内装デザインにおける3Dパースの利用法:成功の鍵を握る5つのポイント



1.魅力的な店舗を開業する前に目的を明確にするには・・



店舗・オフィスの内装デザインを検討する際には、まず目的を明確にすることが重要です。


例えば、ブランドのイメージを強化する、顧客の滞在時間を延ばす、


商品の陳列効果を高めるなど、目的に応じてデザインの方針が変わってきます。


目的が明確であれば、デザインにおける重要な要素をより適切に決定することができます。


なぜ店舗を作る。改修するのか、どのような店舗にしたいのか、何を達成したいのか。


そういったQuestion(疑問や問題)を明確にできるだけすることが重要です。


ターゲット層が女性で30代から40代で、その層に喜ばれるデザインを求めていたとしましょう。


なぜその層をターゲットにしてるのか、どのように感じてもらいたいか、高級志向なのかそうではないのかといった部分もデザインに反映されるポイントだと思います。




そのようなQuestionから出来てきた答えの方向がコンセプトになってくると思います。


そのコンセプトを図面の展開図で見ても良いのですが、、、。



目的というコンセプトをリアルな3Dによってプレビューを提供する



店舗内装デザインを3Dを用いたアニメーションや静止画パースまたはVRといったリアルな視覚的なプレビューとして提供することが大事です。


図面になれていらっしゃるならその必要性もあまりないのですが、例えばSNSや広告用で使いたい図面になれていらっしゃらないお客様にはより分かりやすいイメージの方がやっぱりより伝わりやすいですよね。



そのようなイメージを用意することでお客様に店舗が出来上がる前にリアルな空間体験を提供することができます。


店舗やオフィスの内装デザインを立体的に表示することで、


訪れる人々がその空間を想像しやすくなります。


美しいインテリアや魅力的なレイアウトは、お客様の心を引き付けることでしょう。



「何かお店ができるのかな?」や「どんなお店ができるんだろう?」といったフックになります。


まずは興味を持っていただくこともコンセプトをせっかく考えたのなら利用しない手はありません。



更に、


これにより実際の工事やリフォーム作業を開始する前に、デザインの外観や空間の配置をより具体的に確認することができます。


リアルなイメージは、デザインの問題になりやすい誤解や不満を最小限に抑え、


満足度を高めるのに役立ちます。




青い宝石のあるシャンデリア空間

内装のデザインをご依頼頂いたクライアントの方に3Dでイメージ静止画とアニメーションを納品させて頂きましたが、合わせてご提案した仕様品番を追加することで間違いや変更の検討が用意となります。



2.お客様のニーズを理解し反映するには・・


成功する店舗内装デザインは、お客様のニーズを正確に把握し、それに応えることができるデザインです。


お客様の年齢層や性別、ライフスタイルなどを考慮し、彼らが求める快適さや利便性を提供するデザインを目指すのが望ましいと思います。


予算にもよりますが壁紙や床材の仕様レベルから色の組み合わせといった当たり前ですが蔑ろにされやすいポイントを丁寧にご検討されることが大事です。




→ ニーズを反映し効果的なコミュニケーションツールとして活用する




3Dパースは、デザインに関するアイデアやコンセプトをクライアントの方や


チームメンバーの方々に効果的に伝えるための優れた


コミュニケーションツールとしても活用できます。



言葉や図面だけでは伝わりにくいデザインの要素や構想を、


3Dパースを使用することでより明確に伝えることができます。


これにより、コミュニケーションのミスや誤解を減らし、


プロジェクトの進行をスムーズにしニーズを反映したデザインの確認を行えます。




高級食器輸入食器





3.ブランドのアイデンティティを反映するには・・


店舗内装デザインは、ブランドのアイデンティティを明確に反映する必要があります。


色彩、素材、レイアウトなどの要素を検討し、ブランドの特徴や価値観をさらにブラシュアップすることが可能です。


お客様が店舗を訪れたときに、ブランドの世界観を感じ取れるような


デザインが求められます。




→ 柔軟性と修正容易性を提供する


図面や仕様書を一つ一つ丁寧に確認することも重要ですが、3Dモデリングを行い空間を視覚化してブランドのアイデンティティを明確に表現し確認することも効率的です。


色彩、素材、デザイン要素を組み合わせて、ブランドの雰囲気や


価値観を鮮明にお客様にお伝えするデザインを3Dや図面を繰り返しブラシュアップしながらお客様が店舗に足を運んだ時に、自社ブランドの世界観に没頭できるように3Dを用いて検討することが可能です。



また3Dによる検討によってデザインの柔軟性と修正容易性が向上します。


デザインの草案が完成した後でも、必要に応じて色や素材、


レイアウトなどをさらに変更し、新しいアイデアや要求に迅速に対応することができます。


これにより、クライアントや利用者の方々のフィードバックを反映させながら、


最適なブランドデザインを実現することが可能です。




海外ブランドのスニーカー高級ブティック



4.使いやすさと効率性を追求する



店舗内装デザインは、使いやすさと効率性を追求することも大切です。


顧客が商品を探しやすく、スムーズに移動できるようなレイアウトやデザインを考えましょう。


また、スタッフの作業効率を考慮したデザインも重要です。




→ 費用対効果を最大化する




3Dを利用して、店舗やオフィスの使いやすさと快適さを追求することも可能です。


お客様が商品を探しやすく、滞在時間を楽しいものにするために、レイアウトや配置を図面で上から見た視線でまず検討します。


その後3Dを用いてその空間を実際に歩いているアニメーションや3Dを動かして実際の目線だとどう感じるのか、図面でのレイアウトが正しく機能しているのかといった確認もできます。


居心地の良い空間は、お客様のリピート率を高めることでしょう。


デザインプロセス全体の効率性を向上することで、費用対効果が最大化されます。


せっかく製作した3Dならその3Dをただ全体を素早く確認するだけの使用で満足することなく広告宣伝や平面図やレイアウト図で確認した内容が3D空間で見た場合にどのように感じるのかを確認しさらなる検討に使うのもおすすめです。


デザインの修正や変更が行えるため、目視による確認や実際に出張してその空間を見る回数を減らしたりと無駄な時間やコストを節約することもできます。



私のクライアントの方で実際にあった話にはなりますが、


全国にある店舗のデザインコード(標準となるデザイン:詳細は各地域による。)を実際にある店舗で検討しようとした際に出張で全国から社員を集めると非常に大変なので図面やイメージ図だけでは打ち合わせでリアル感は得られないと感じられたようで、私の方からVRを用いた空間検討をご提案させていただきました。


お客様からは出張せずに世界のどこにいても皆でそのVRを確認できることにお喜び頂きました。


また、リアルなプレビューにより、工事やリフォーム作業における問題や勘違いを事前に発見し、修正することができます。


これにより、予算の範囲内でより品質の高いデザインを実現することの助けになったりもします。






効率性を確認する案内マップ



5.感性を刺激する要素を取り入れるには・・



最後に、成功する店舗内装デザインには、顧客の感性を刺激する要素を取り入れることが欠かせません。


例えば、照明やディスプレイ・装飾品などを工夫して、お客様の興味を引き購買意欲を高める効果を空間の中に狙いましょう。


ただ図面ではなかなか表現できない光の具合や色調といったもの、ショールームで照明やライトを確認することはとても大事ですがその時間を節約する方法があります。


また工事が完了するまではその他の店舗の空間の要素との組み合わせはわかりにくかったりします。


そのような中でいかにわかりやすくデザインされたその計画を確認するかといったことが重要となります。


→3Dを用いた視覚化を利用する。


最新のコンピューターグラフィックス技術はそういったデザインのトレンドに


対応することができます。


リアルな光や影、質感を再現することで、より魅力的なデザインを


リアルに近い疑似体験として実現することができます。




また店舗やオフィスが提供する新しい体験を演出することも可能です。


VRやAR技術アニメーション等を活用して、お客様に没入感のある体験を


先んじて提供することで、宣伝を兼ねたブランドの差別化を図ることも可能です。


コストパフォーマンスを大事にしながらいかに欲しい答えを持ったデザインされた店舗を


検討するかといったことが大事だと思います。


そのような中で3Dを用いたご検討も時間や効率を考えると費用対効果は大きいと言えます。





最後に・・


店舗内装デザインにおける3Dパースの利用法:成功の鍵を握る5つのポイントをご紹介させて頂きました。





アーキテクチュラルソリューションズでは内装・外装のデザインのご相談から


パース・アニメーション・VRといったプレゼンテーションサポートを


オンラインお打合せにてご要望等整理させて頂きながらサポートさせて頂いております。












この他にも


ご要望に応じてご提案可能でございますのでお気軽にご相談頂けますと幸甚でございます。

Architectural Solutions Design Office /二級建築士事務所

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