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建築パースを依頼する前に知っておきたいこと|デザインディレクションから始めると何が変わるか

  • 1 日前
  • 読了時間: 5分

「よし、今回は外注でパースを頼もう」と考えたとき、こんな疑問が頭をよぎりませんか?


  • 「そもそも何を準備すればいいの?」

  • 「図面がまだ固まってない(基本設計段階)けど頼めるの?」

  • 「どれくらい時間がかかる?」


今回は、プロジェクトをスムーズに進めるための「パース制作の基本ステップ」をおさらいしつつ、後半ではちょっと実務に踏み込んだお話をします。


最近、コンペやプロポーザルで受注率をグッと上げている「デザインディレクションから始めるパース活用」についてです。


建築パース依頼の基本ステップとスケジュール


まずは「建築パース 依頼」でよくある一般的な制作の流れを押さえておきましょう。


① ヒアリング・与件の整理


まずは「どんな案件なのか」を共有します。

建物の用途、ターゲット、プレゼン目的(コンペか施主確認か)、希望納期、目指したいイメージなどですね。


② 図面・資料の共有


ベースとなる情報をご提供いただきます。

平面図、立面図、展開図、仕上げ表など。

詳細な図面があるに越したことはありませんが、「まだラフなスケッチやボリューム図面しかない」という段階からでも実はスタートできます。


③ モデリング・アングル(カメラ)確認


建物を3D化して、「どこを見せるか」「何を一番伝えたいか」を整理し、カメラのアングルを決めます。

これ、実はプレゼンの勝敗を分ける一番大事なポイントだったりします。


④ レンダリング・最終調整


光(ライティング)や素材感、人物(添景)を入れて空気感を作ります。

※スケジュールは規模や修正回数にもよりますが、一般的には依頼から数日〜2週間程度で納品されるケースが多いです。


パースを作れば提案は通るのか?実務のリアル


さて、ここからが本題です。


「綺麗なパースを作れば、施主のテンションが上がって提案は通る」。


そう思っていませんか?


もちろん、美しいビジュアルは心を動かします。


でも、実務ではこんな経験はないでしょうか。


「せっかく綺麗なパースを作って持っていったのに、なぜかその場でバシッと決まらなかった……」


これ、本当によくあるんです。


なぜかというと、多くのプロジェクトが抱えている本当の課題は「パース(絵)がないこと」ではなく、「提案の軸となるデザイン戦略が整理しきれていないこと」だからです。


ASDOでは、単に空間を“綺麗に見せる”のではなく、

「誰に」「どんな心理変化を与え」「どう意思決定していただくか」

まで含めて、設計初期から空間整理を行っています。

図面化前のヒアリングやコンセプト整理、3Dを用いた方向性検討をどのように進めているのかは、こちらの記事でも詳しくまとめています。

建築パースを依頼する前に知っておきたいこと|デザインディレクションから始めると何が変わるか


パースを描く「前」に決めるべきこと


例えば、全く同じ図面の空間でも、目的によって見せ方は180度変わります。


  • 圧倒的な「高級感・非日常感」を出したいのか

  • 地域に開かれた「親しみやすさ」を伝えたいのか

  • 企業の「ブランド価値や先進性」を表現したいのか


この目的が変われば、選ぶべきアングルが変わります。


照明計画(爽やかな昼にするか、ドラマチックな夕景にするか)が変わり、添景として配置する人物の服装や振る舞いまで変わります。当然、プレゼン資料全体のストーリー構成も変わってきますよね。


つまり、パースは単独で存在する「ただの綺麗な絵」ではなく、デザイン戦略・コミュニケーション戦略の強力な一部なんです。


ASDOが行う Concept Visualization と Design Direction 食堂と応接室のデザイン

建築パースを依頼する前に知っておきたいこと|デザインディレクションから始めると何が変わるか


ASDOが行う Concept Visualization と Design Direction


だからこそ最近は、単純な「パース制作」だけでなくもっと上流の工程から相談されるケースが増えています。




コンセプトの整理、仕様やマテリアルの先手提案、空間ストーリーの構築、そしてプレゼン戦略まで一緒に練り上げるスタイルです。


私たちが運営する Architectural Solutions Design Office(ASDO) でも、ただ図面をなぞるだけのパース制作は行っていません。


プロジェクトの初期段階からチームに入り、


「この空間で何を伝えるべきか?」


「どんな価値を視覚化すれば、クライアントの心が動くのか?」


「誰に向けた、どんな体験をもたらす建築なのか?」


これらを一緒に整理しながら、デザインディレクションと3Dビジュアライゼーション(Concept Visualization)を並走させています。


その結果、出来上がるのは単なる完成予想図ではなく、「意思決定を力強く動かすためのビジュアル」になります。


まとめ


建築パースは、空間の魅力を伝えるための最高のツールです。


もし今あなたが、「パースは必要なんだけど、そもそもこの空間の魅力をどう見せるべきか、プロの視点から一緒に整理してほしい」という段階にいるのなら。


単なる外注作業としてパースを頼むのではなく、「デザインディレクションから始める」という選択肢を検討してみてください。


「まだ図面がスケッチ段階なんだけど……」


「コンペの勝率を上げたい」といった、初期段階でのご相談も大歓迎です。


まずは相談だけでも構いませんので、「こんな案件があるんだけど、どう見せるのが正解かな?」という気軽な壁打ちから始めてみませんか?


▼デザインディレクション・パース制作のご相談・お問い合わせはこちら


Architectural Solutions Design Office /二級建築士事務所

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