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建築パースを依頼する前に知っておきたいこと|デザインディレクションから始めると何が変わるか
「よし、今回は外注でパースを頼もう」と考えたとき、こんな疑問が頭をよぎりませんか? 「そもそも何を準備すればいいの?」 「図面がまだ固まってない(基本設計段階)けど頼めるの?」 「どれくらい時間がかかる?」 今回は、プロジェクトをスムーズに進めるための「パース制作の基本ステップ」をおさらいしつつ、後半ではちょっと実務に踏み込んだお話をします。 最近、コンペやプロポーザルで受注率をグッと上げている「デザインディレクションから始めるパース活用」についてです。 建築パース依頼の基本ステップとスケジュール まずは「建築パース 依頼」でよくある一般的な制作の流れを押さえておきましょう。 ① ヒアリング・与件の整理 まずは「どんな案件なのか」を共有します。 建物の用途、ターゲット、プレゼン目的(コンペか施主確認か)、希望納期、目指したいイメージなどですね。 ② 図面・資料の共有 ベースとなる情報をご提供いただきます。 平面図、立面図、展開図、仕上げ表など。 詳細な図面があるに越したことはありませんが、「まだラフなスケッチやボリューム図面しかない」という段階


[Behind the Design] When the Space Tells the Story: How a 400㎡ Factory Renovation Won the Contract
"I've seen the drawings. But I still don't understand why we need to do this renovation." That's where this project started. A 400㎡ interior renovation in an Osaka factory — a staff cafeteria and executive reception room. The company president had done his homework, visiting other facilities and arriving with a clear aesthetic in mind: tile finishes, dark brown and black tones, something heavy and refined. The vision was there. But without being able to see it, neither the pr


オフィスデザインで企業ブランディングを高める。働く空間が企業イメージを作る理由
見えない部分に宿る「デザインの誠実さ」が、プロジェクトを広げていく。 オフィスデザインで企業ブランディングを高めるお話になります。 先日、ある建築デザイン事務所様よりオフィスエントランスのデザインをご依頼いただきました。 最初は「エントランスの意匠だけ」という入り口でしたが、 クライアントのデザイナー様とオンライン打合せを重ねながら デザインをブラッシュアップし最終的にはオフィス全体のデザイン提案から、 クロージング用のプレゼンテーション一式(3Dパース・ウォークスルーアニメーション) までをお任せいただくことになりました。 なぜ小さなエントランスのデザインが、プロジェクト全体の信頼へと繋がったのか。 今回は、ASDOが大切にしている「見えない部分へのこだわり」と「ストーリーのある空間構成」についてお話しします。 「そこまで作っているんですね」——3Dに込めた検討の軌跡 私は3Dモデルを制作する際、たとえパースに映らない場所であっても周辺環境や光の影響を考慮して作り込みます。 見えない場所からの反射光、回り込む影の柔らかさ——...


「建築パース1枚6万は高いのか?」安いだけのパースで失注し続けるクライアントの方が、決定的に見落としているもの
建築パース1枚6万は高いのか? 「パース1枚に6万円も出せない。もっと安く、1〜2万でやってくれるところはないか?」 もしあなたがそう思っているなら、この記事は読まない方がいいかもしれません。 しかし、もしあなたが「これだけ良い提案をしているのに、なぜか競合に負ける」 「施主の反応が薄く、打ち合わせが盛り上がらない」と悩んでいるなら、その原因は「パースの安さ」にある可能性があります。 1. 安いパースが、あなたの「設計力」を殺している パースは単なる「完成予想図」ではありません。 安いパース屋に依頼して上がってきた、質感の乏しい、光の当たり方も不自然な画像。 それを見た施主はどう思うでしょうか。 「なんだか安っぽい家になりそうだな……」 「この工務店、センス大丈夫かな?」 「高い買い物なのに、ワクワクしない」 言葉にできない「不安」を施主に植え付けているのは、他ならぬその「安いパース」かもしれません。 デザインの裏付けがない画像は、あなたの設計の価値を伝えるどころか、むしろ下げてしまっているのです。 2. 「ただの絵」と「建築士によるデザイン提


【事例】選ばれるクリニックはデザインも違う。「やり過ぎないガーリー」が集客力を上げた女性クリニック内装設計の裏側
「センスが良いから」ではなく「課題を解決するために」。 今回は、先日お手伝いさせていただいた女性クリニックの内装デザイン提案を例に、私たちがどのような論理でデザインを組み立てていったのか、その舞台裏をご紹介します。 既存の「ロッジ風」が抱えていた課題 リニューアル前のクリニックは、木材をふんだんに使用した、温かみのあるロッジ風のデザインでした。しかし、今回のターゲットは「若い女性層」。 現代の感覚では、茶色が強い木質感は「重厚さ」や「時代」を表現してしまうリスクがありました。 患者の方から選ばれるクリニックはデザインも違うかと思います。 特に女性クリニックという、患者様が少しナーバスになりやすい場所において、ロッジ風の重厚さは、払拭したい「不安感」を助長してしまう可能性があったのです。 「コンセプトは、やり過ぎないガーリーな優しい空間」 このひと言が決まった瞬間に、デザインの9割は決まっていました。 今回の記事では、建築デザイン事務所様からご依頼いただいた女性クリニックの内装リノベーションについて、なぜこのデザインになったのかという判断のプロセス


【事例】社員満足度を上げる食堂デザインとは。400平米工場リノベーションでデザイン力が契約を動かした話
「図面は見た。でも、なぜこの工事をしなければいけないのか、正直よくわからない」 これがプロジェクトのスタート地点でした。 大阪の工場における400平米の、応接室と食堂の内装設計。 ゼネコン様のクライアントである社長様は、すでに他社の施設を視察され、タイル貼りやこげ茶・黒を基調とした重厚なイメージをお持ちでした。 方向性はある。 しかし、「なぜそのデザインでなければならないか」の論拠が、図面だけでは伝わらない。そこで私たちに声がかかりました。 社員満足度を上げる食堂デザインとは? デザイン力が契約を動かした話 1. まず「誰が・どう使うか」を徹底的に読んだ デザインの方向性は、誰に向けて・どのように使われる空間かによって根本から変わります。 私たちがまず行ったのは、現場のリサーチです。 だれがどのように使うのか、何が好まれるのかといったヒアリングや検討を重ねました。 社員満足度を上げる食堂デザインを考えるとき、そこでまず見えてきたのは「1人席が圧倒的に人気」という事実でした。 お昼休みという限られた時間の中で、社員の方々が求めているのは会話ではなく


【事例】「おかえり」が、癒しになる。女性ターゲットの賃貸マンションにおける資産価値を上げるエントランスデザイン
賃貸マンションの入居率や満足度を左右する大きな要素の一つが、建物の「顔」であるエントランスです。 仕事を終えて玄関を開ける瞬間、その空間が「ただいま」ではなく「おかえり」と迎えてくれる場所であるか。 それが今、賃貸マンションの選ばれる理由ではないでしょうか。 先日、あるデザイナー様とゼネコン様より「次期プロジェクトのオーナー提案に向けて、デザインの質を一段引き上げたい」というご相談をいただきました。 背景には、クライアント様のご令室(芸大出身)が描かれた柔らかなデザイン案が非常に好評だったが、それをプロの視点でよりデザイン提案をしてほしいとの経緯でした せっかくなので前回のデザインコードを企業様の「商品力」のある形へ昇華させ、バリエーションを持たせたらどうかというご提案をその場でさせていただきました。 その提案に大変興味を抱いていただきました。 エントランスデザインの質を上げることは、オーナーへの提案採択率を高め竣工後の入居率・入居者満足度にも直結します。 「デザインを武器にした提案」ができるかどうかが、 他社との差別化ポイントになる時代ではない


デザインを「分解」して「変数」を見つける:Grasshopper のデザイン検討を使いこなす3つの視点
Grasshopperを使い始めると、つい「どう作るか(How)」に目がいきがちです。 しかし、実務で本当に重要なのは「デザインをどう分解し、何を可変(パラメーター)として取り出すか」という分析能力です。 今回は、Grasshopper のデザイン検討による性格の異なる3つのアニメーションを用意しました。 Grasshopper のデザイン検討 1. 「整理」:フローの先にある決定打を見抜く まずは、基本幾何学の回転と複製によって生まれる「花」のような形態です。 教本によくあるステップですが、ここで考えるべきは「手順」ではありません。 実際にデザイン検討をする際、「どの数値を動かせば、空間の密度や表情が劇的に変わるのか」。 それを整理し、デザイン検討の方向性を作る意識が大切です。 GHはただの自動化ではなく、整理し抽出した要素をパラメーター化し、シミュレーションするツールです。 GHで最も大事なのは何をパラメーターとしてデザインのどの部分を検討したいかを詳細を練ることがデザインリサーチの基本だと思います。 2. 「幅」:モデリングではなく、検討


店舗・オフィス設計の手戻りをなくす。設計者の意図を汲み取る3Dビジュアライズ支援の中身
「FIXしたはずの図面だが、オーナーへの最終プレゼンで確信を持たせたい」 「複雑な内装デザインの意図を、一瞬で関係者全員に共有したい」 「会社にデザイン部署がない」 「繁忙期でデザイナーの数が足りていない」 スピードと精度が求められる東京の店舗・オフィス設計。 Architectural Solutionsは、単なるビジュアル制作に留まらず店舗・オフィス設計の手戻りをなくすサポートを通してデザイン支援や可視化、プロジェクトを次のフェーズへ加速させるサービスを提供しています。 店舗・オフィス設計の手戻りをなくすデザインサポート 1. 3Dによる空間体験と、意思決定の迅速化 複雑なオフィスレイアウトや店舗の動線計画をその空間の中に立った視点で体験。 平面図だけでは、関係者間での認識のズレが生じがちです。 当事務所が強みとする「3D視覚化」は、空間全体を1枚の絵で把握することを可能にします。 これにより、ゾーニングの妥当性や什器のスケール感を瞬時に共有でき、修正や手戻りのない迅速な意思決定を強力にバックアップします。 2. 高品質なビジュアルで「合意形


建築パース・内装デザインの外注依頼なら。繁忙期のプレゼン品質を上げたい設計・施工会社へ
クライアントの方への提案時に 「平面図だけではデザインの意図が伝わりにくい」 「なぜ新たに工事が必要なのか理由が弱い」 といったお悩みをご相談いただくことが増えてまいりました。 また「3D建築パースの外注先とデザインの相談を別々に頼んでいて、 対応や調整に時間がとられてしまう」というお声も同様に増えています。 確かに平面図だけでは、 せっかく考えたプランやレイアウトもクライアントには伝わりにくいものです。 建築パース・内装デザインの外注依頼なら。 他社と差をつける提案はデザインも違う 当事務所では繁忙期のデザインサポートとして、 3Dビジュアライゼーションによるコンセプトデザインの立案から内装デザインの ご提案まで、建築デザイン事務所・インテリア事務所・ゼネコン・工務店の皆様から パートナーとしてご依頼をいただいております。 こんなお悩みはありませんか。 プランニングやデザインは問題ないが、3Dビジュアルの制作に困っている 案件が増えてきて、デザインからビジュアライズまで対応できる外注先を探している 社内にデザイン専門部門がなく、提案で他社に差を


文京区・台東区で後悔しない内装デザインを建築士と3Dでつくる方法
オススメ記事 【保存版:ゼネコン・工務店・設計者の方向け】お施主様への説明が上手くいく3つの方法:図面で伝わらないを解消する最新テクニック 店舗・オフィス設計の3Dビジュアライズ支援|設計者の意図を汲み取るデザインサポート 文京区・台東区で建てる理想の住まい|建築士と3Dでつくる後悔しない内装デザイン設計 ゼネコン・工務店のお客様との合意形成をデザイン×3D視覚化でサポートします 「せっかく高いお金を払ったのに、完成してみたらイメージと全然違った」 「図面を見ても正直よくわからないまま、なんとなく決めてしまった」 住まいづくりで最も多い後悔が、この2つです。 都心の限られた敷地での住まいづくりにおいて、内装デザインの失敗は取り返しがつきません。 Architectural Solutions Design Officeは、台東区・文京区を拠点に活動する建築士事務所です。 300棟以上の設計実務を持つ建築士事務所として図面だけでは届かない「安心」をカタチにするサポートを行っています。 建築士と3Dでつくる後悔しない内装デザイン設計をしませんか?..


私のデザインの源泉。ー都市を数値で見ていた人間が、なぜ空間をデザインするのかー
私のデザインの源泉。 ー都市を数値で見ていた人間が、なぜ空間をデザインするのかー 文京区・台東区をメインに建築士事務所を開設し、これまでの経歴と、その時々に考えてきたことを少し整理してみました。私のデザインの源泉について。 私の出発点は建築ではなく、土木でした。 大学では都市計画を専攻し、卒業研究のテーマは「駅周辺開発と都市の魅力の相関分析」といった内容でした。商業施設の小売データや駅の来場人口を数値として扱い、都市の引力を客観的に読み解こうとしていました。もともとデザインがやりたかったのですが、当時いた場所は土木の世界で、だからこそ数値や構造、インフラのスケールで物事を見る目が自然と育ったように感じます。それは今も自分の中に静かに残っています。 意匠へ、右も左もわからないまま どうしても建築の意匠設計がやりたくて、日本の意匠系大学院に編入しました。右も左もわからない状態でしたが無事試験はパスしましたが今までに設計するという経験がなく、形にする怖さというのを初めてそこで知りました。それでもひたすら手を動かし続け周りの人々にも助けてもらいながら、少


担当者が「着工後にこんなはずじゃなかったと言われた」その恐怖をデザイン×3Dで消す方法
「図面で確認していたはずなのに、完成したらイメージと違った」 「着工後にそう言われるのが、正直一番怖い」 担当者として、そう感じたことが一度はあるのではないでしょうか。 デザインは専門外だから後回しになる、それは当然のことです。 ただその「伝わらない」が積み重なると、最終的にクレームになって返ってきます。 その恐怖を、デザイン×3Dで消す方法があります。 たとえば、こんな「お困りごと」はございませんか? 「平面図や展開図だけではお客様が完成イメージを想像できず意思決定が遅れている」 「デザイン部門が社内になく、意匠的な提案がいつも後回しになってしまう」 「イメージの乖離があり着工後に『こんなはずじゃなかった』と言われるのが怖い」 ゼネコン・工務店の担当者様が抱えるこうした課題を、 デザイン×3D視覚化で解消するデザインサポートはいかがでしょうか。 ARCHITECTURAL SOLUTIONS DESIGN OFFICEではクライアントの方の お打合せの合意形成をデザインX3Dを用いてサポートしております。 【ASDOについて】...


マンションエントランスのデザイン依頼を3Dパースで丸ごとサポート|リピート案件の事例
図面は描ける。施工管理もできる。 でも「このターゲット層に刺さるデザイン」となると、 なかなか手が止まってしまう—— そんなご相談を、ゼネコンや工務店の方からいただくことが増えています。 今回は、 昨年に続いてリピートでご依頼いただいた マンションエントランスのデザイン提案サポート事例をご紹介します。 ご依頼の背景 クライアントの方はオーナーの方へプレゼンをする施工者側の方。 図面や詳細設計は自社で対応できるものの、 ターゲット層(女性入居者)に響くデザインのトレンドがわからない 忙しくてデザイン検討まで手が回らない 仕様選定に時間をかけられない といった背景から、デザイン提案と3Dヴィジュアライズを一括してサポートしてほしいというご依頼でした。 昨年ご依頼いただいた前回の案件は無事ご契約につながったとのご報告もいただき、今回もリピートでお声がけいただいたことを、とても嬉しく思っています。 マンションエントランスのデザイン提案を3Dパースで丸ごとサポート 進め方|丁寧なステップで確認しながら進む <ヒアリングからデザインコンセプトを作りヒアリング


打ち合わせの質を向上させる3Dヴィジュアライズの活用術/ D5Renderを用いた3D視覚化サポートからAI提案まで
こんにちはASDOです。 本日は設計のお仕事のご依頼以外に 「建築パースの外注」や「3Dビジュアライゼーションの依頼」といった クライアントの建築設計事務所の方々等からの アーキビズ(建築プロジェクトのヴィジュアライズ:視覚化)について お話していこうと思います。 その中で最近最もオススメしているのがD5Renderを用いた3D視覚化サポートです。 D5Renderを用いた3D視覚化サポート 最近では3DレンダラーもCorona render, D5 Render, Twinmotion, Lumionやenscapeといった建築系だけでも5つくらい使って表現するようになりました。 その中でも最近よくクライアントの方にご提案するレンダラーがD5レンダラーになります。 下記のアニメーションは初めてD5 Renderを触って具合を確認しサンプルを作ってみたものになります。 <初期の頃のD5Renderのサンプルアニメーション> 図面や仕様だけでは空間はやはり把握しづらい場合も多いため、建築3Dパースをご依頼頂いたクライアントの方に合わせて同エリアにて


スケッチから一瞬でビジュアル化。GoogleのAI『Gemini (Nano Banana)』をAIx建築デザインの初期検討にどう活かすか
こんにちはASDOです。 本日はグーグルのAIであるGeminiの画像生成についてお話していこうと思います。 ChatGPTやStable Diffusionなど生成AIの進化には目を見張るものがありますが今、建築実務において注目したいのがGoogleのAI 「Gemini」の画像生成(Nano Banana)です。 今回は手描きのスケッチから瞬時にコンセプトイメージを立ち上げる実務的なフローと、それによって変化する「設計プロセス」の在り方についてお話しします。 生成AIには他にも動画生成ではSORAだったりと様々ありますが、スケッチから一瞬?でヴィジュアルを生成しデザインを検討したり、クライアントの方にスケッチと共にデザインコンセプトの話をするためにAIを用いてイメージ化し、それをもとに話を進めたりすることができます。 もちろん使用しながら気になる点もあるのですが、それは後程お話したいと思います。 AI x 建築デザインは初期検討でどうつかえるのか。 なんとなくこんな形状が良いのではないかと思ってスケッチをしたことがある人は多くいらっしゃるかと
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